CHALLENGE

やってきたことは間違ってなかった!
量産化実現に向けて突き進んでいくのみ

営業・開発センター 技術開発室 アシスタントマネージャー
S.I

アメリカの
展示会視察がきっかけに

2015年に、世界最大規模の電子機器の展示会であるCESへ、会社から視察に行かせてもらいました。そこでウェアラブル製品の盛り上がりを実感したことと、以前にウェアラブルの開発をした経験があったことから、「自分たちも何かやろう」「何かできるはずだ」という思いが大きくなり、開発のための検討チームを立ち上げました。
しかしチーム内だけではなかなかいい案が生まれず、全社的にヒアリングを行うことに。その結果、当社の光学技術と電子技術を生かし、ヘルメットにHUD(ヘッドアップディスプレイ)を搭載した「スマートヘルメット」の開発に取り組むことになったのです。

「SHOEI」との共同開発で大きく前進

以前の経験から、ウェアラブルを商品化する難しさも知っていました。だからこそ今回は「このヘルメットなら、ユーザーに役立つものになるはずだ」という手応えを感じていたことを覚えています。その後、半年くらいかけて具体的な構想を固め、世界的なヘルメットメーカーの「SHOEI」さんに提案を行い、共同開発することが決まりました。
機能等を確認する原理試作を経て、バイクショップやライダーの声を集めたり、ナビアプリを提供する会社とも連携したりしながら修正を繰り返し、一次試作に持ち込みました。そして2019年1月のCESに出展することが正式に決まったのが、2018年の夏頃だったと思います。量産を前提とした二次試作を短期間で用意するため、社内のさまざまな部署の協力を仰ぎ、期限ギリギリではありましたが、無事にスマートヘルメット「IT-HL(仮)」ができあがりました。

2020年春の量産化を視野に開発は最終段階へ

満を持して迎えた「CES 2019」。特に初日は不安で不安でたまらなかったですね。出展者としても初の場であり、「IT-HL(仮)」も初のお披露目。「デモを体験した人はどんな反応をするだろう」「競合他社はどんなものを持ってきて作っているだろう」「負けていたらどうしよう」。そんな風に、いろんな不安が頭のなかでうごめいていたと思います。結果的には多くの方々から賞賛の声をいただくことができ、「やってきたことは間違ってなかった」と確認することができました。

量産化を実現するためには、まだまだクリアしなければならない課題もたくさんあります。けれどここまできたら、2020年春の量産化という目標に向かって突き進んでいくのみです。そしてさらにより良いものにするべく進化させ、発展させていけるよう、取り組んでいきたいと思います。